パンクの修理をしていると

このところ晴天が続き本当に気持ちがよい、一年の中で一番好きな季節である。しかし真っ只中にあるということはやがて過ぎ去ってしまうわけである、ちょっと気が早いが冬は本当に長い。今年も終わりか、などと思ってしまうわけである。

午後、久しぶりにロードバイクを引っ張り出して海岸線を走ってみた、気分はこれ以上なく爽快そのもの、やっぱり自転車はいい。単調な風景の連続だが防波堤の上は信号も交差点もないたがの一本道、もちろん車も走ってはいない。

自転車にはある意味もってこいのコースなので同好者とよくすれ違う、そんなとき挨拶を交わすのも悪くない。でも今日はすこしルートを変えてみた、そして国道のわき道を25Kmくらのペースで走っていた時である、「プシュー」またかよ。

自転車はほんとうにおもしろい、金もかからず気持ちよく没頭するにはこんないいものはない、しかも健康にもいいはずだ。しかし唯一の欠点が「パンク」、これが本当に面倒くさい。「近所の自転車さんに行って直してもらうのですか」などとファンキーなことを言われたこともあるが「自分で直すのです」よ。

パンクの修理は自転車乗りにとっては必須、たとえばひとりでツーリング中、山道でパンク、またはチェーンが切れた時、応急処置が出来なければ「死活問題」にも発展します。幸い脱着の楽な前輪だったのでまだよかったが道端でしゃがみ込んでチューブを交換していると、一台の乗用車がとまり、窓が開くとおっさんが顔を出した。

「どうした、事故か」、おっさんは心配してくれたのだろう、僕はうれしかった。「パンクだよ、ありがとう」と挨拶をした。しかし後部座席からおっさんが飼っている犬なのだろうが僕をじっと見ており、そしてその顔が何というか「大丈夫ですか」と言っているようだった。

やっぱり飼い主に似るものだな、僕はすっかり感心してしまったのであった。ペットは飼う時代から共に暮らす時代、動物病院も気がつくとずいぶん増えた、情も移るのですね。とてもいい気持になりました。